さて、最近思うに珈琲店の存在、社会的役割（それほど大げさなものではないのですが）というものは何ぞや、と考えさせられる事が多々あるような気がしております。一杯の珈琲に何かを求める多様な思いを感じられる時があるような。

人々の触れ合いの希薄さに嘆くなかれ、洋々とふりかかるストレスや負債の類い、健康ブーム、癒、スローライフ。かのような言葉を見聞きする程心身の荒廃が心配な時代なのだろう。

理解に苦しむような事件事故、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈する気配、渾沌(カオス)等、こんな言葉がジョークなのか、現実なのかわからなくなるような昨今。一杯の珈琲を媒体にして人生観やら死生観やら。丁々発止の体制批判。世界全土に思いを馳せ、我らの存在を再確認し合う。

毎日もよし、週に一度もよし、気持ちの変化がほしい時、インやアウトで草花や本を相手にカップを傾けて一杯の珈琲は貴方の思いを込める相手とコミュニケートしてくれるでしょう。

自分だけのポットや珈琲ミル、お気に入りのカップ、自分だけの美味しい珈琲を所有してみませんか。近くの珈琲店を覗いてみましょう。時代の先達は一杯の珈琲に思い、多くの名言を残しています。我々も１カップに思いを込めて"迷言"を…(たかがコーヒー、されどコーヒー)

いかがですか、御同輩。

こちらの店鋪でも当店の珈琲をお楽しみいただけます。 お近くにお越しの際はぜひ、お立ち寄り下さい。